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「モノ」暮らし日記

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2009年 02月 24日

お雛祭り

先日ある一通の封筒が届きました。
中を開けると・・・
お雛祭り_d0141436_11522916.jpg


中には手紙も説明の一筆も何もありません。
差出人は姉。
5歳になる姪っ子が、わたしが雛人形を持っていないのではと心配して
「送ろうか」ということになったらしい。

よく見るとお内裏様もお雛様も両腕が違う色。なんて大胆!
お雛様にはまつげがぱっちり、お内裏様にはまつげがない。
お雛様の衣装にはお花やハート模様が・・・
お内裏様の衣装には渦なのか唐草模様なのか・・・
そして、その他の3つの得体の知れない物体。

わたしが小さい頃に飾っていた雛飾りには両サイドに桜と橘の木がありました。
それをイメージして作ったのだと思ったら数は3つ。
なんとこれは三人官女らしい!

最近創作意欲が湧いているらしく、色んなモノを作っているという。
先日は折り紙で作ったわたしの顔と、こんなモノが送られてきた。
              ↓
お雛祭り_d0141436_1215326.jpg

これは何に使うモノかと聞くと、お子様ランチについている旗のように
ハンバーグやチャーハンなどに刺して使うという。ケーキに刺してもいいよ
とのアドバイス。
なるほど。発想は大胆に。

ちなみにお雛様の飾り方、関東と関西で違うのです。
この写真の飾り方は、お内裏様が向かって右。お雛様が向かって左。
これは関西式。というか京都式。
その他の地域ではその逆です。

色んな説があるのかもしれませんが、一つは、元々京都の御所を中心に考えられており、
お内裏様から見て左右が決められているそうです。
向かって右に左大臣(老人)、左に右大臣(若人)。
京都の地図で、左京区が右側に、右京区が左側にあるのも同じ考え方。
よって京都ではお内裏様が右、お雛様が左。

しかし日本に海外の文化が入るようになり、昭和天皇即位の際には天皇陛下が向かって左、
皇后陛下が向かって右に並ばれた事に始まり、今ではこの並びが一般的。

でも京都の人形作家さんなどはいまでも昔ながらの並びを大切にしているので、
お内裏様が右、お雛様が左という風習を守っている事が多いのです。

姪っ子が作った雛人形。
この情熱と発想の大胆さ。学ぶ事多し!
わたしはこの大胆な雛人形、京都式で飾りたいと思います。

by bedpeace77 | 2009-02-24 12:44 | つれづれ


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